夏になると気になるのが、蚊や虫から子どもを守る「虫よけ対策」。
虫よけアイテムにはさまざまな成分が使われています。
特によく見かけるのが「ディート」「イカリジン」「天然由来成分」ですが、、、

よく虫よけ商品のパッケージにイカリジン15%や天然由来成分など記載されているけど、「ディート」「イカリジン」「天然由来成分」とは何かな?
虫よけスプレーなどの商品説明でよく見かける「ディート」「イカリジン」「天然由来成分」。
でも、それぞれどんな成分で、何が違うのかご存じですか?
今回は、それぞれの成分の特徴や違い、安全性について、解説します。
1. ディート(DEET)とは?
特徴:
ディートは1940年代後半にアメリカで開発された虫よけ成分で、長年世界中で使われてきました。多くの虫に効果があり、持続時間も長め。
メリット:
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高い虫よけ効果(蚊・ブヨ・マダニなど幅広く対応)
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効果の持続時間が長い
注意点:
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日本では年齢制限あり(12歳未満の使用に制限。製品によって異なる)
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肌への刺激が出る場合がある
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プラスチックや化学繊維を劣化させることがある
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肌が弱い子にはパッチテスト推奨
2. イカリジンとは?
特徴:
イカリジンは比較的新しい虫よけ成分で、1980年代にドイツで開発されました。日本では2015年に承認され、徐々に普及しています。
メリット:
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年齢制限なし!ただし商品によっては生後6か月の赤ちゃんから使える
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使用回数や量の制限がありません
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衣類やプラスチックを傷めにくい(ただ念のため目立たないところで試すことをおすすめします)
注意点:
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ディートに比べるとやや効果の持続時間が短い(製品により異なる)
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無香料・低刺激なものが多いが、体質によってはかゆみ・赤みが出ることも
3. 天然由来成分とは?
特徴:
レモンユーカリ、シトロネラ、ハッカ油、ラベンダーなどの植物から抽出された天然成分が使われます。虫が嫌う香りで忌避効果を発揮。自然派志向の方や、化学成分が気になる方に人気。
メリット:
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ナチュラルで安心感がある
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心地よい香りでリフレッシュ効果も
注意点:
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効果の持続時間が短め(~1、2時間程度)※商品により異なる
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虫によっては効果が薄いこともある
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肌に合わない人もいる(精油アレルギーなど)
- 香りに好みが分かれることもあります
4. まとめ:どれを選べばいい?
成分 | 効果の強さ | 持続時間 | 年齢制限 | 肌への優しさ |
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ディート | 強い | 長い | あり(6か月~制限あり) | △(刺激の可能性) |
イカリジン | 中~強 | 中~長 | なし(※) | ◎(低刺激) |
天然成分 | 弱~中 | 短い | なし(※) | △(人による) |
迷ったら…
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赤ちゃんや敏感肌の子どもには「イカリジン」がおすすめ
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短時間の外出やナチュラル志向の方は「天然由来成分」でもOK
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長時間の外遊びやキャンプには「ディート」入り製品が安心(⚠️年齢に注意⚠️)
5. 安全に使うためのポイント
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用法・用量を守って使う
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使う部位や年齢に合わせて選ぶ
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帰宅後はしっかり洗い流す
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顔にはスプレーせず手に出して塗布
6. 虫よけの種類

虫よけにも様々なタイプがあるよね。外出時にはどんなのがあるのかな?
虫よけグッズにはさまざまなタイプがあり、使用シーンや年齢に合わせて選ぶことができます。
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スプレータイプ
肌に直接吹きかけるタイプで、ミストタイプやエアゾール(噴射)タイプがあります。全身にしっかり塗れるので、外遊びやアウトドアにぴったりです。 -
シールタイプ
洋服や帽子に貼るだけで使える手軽なタイプ。可愛いキャラクター柄も多く、子どもに人気です。香りやデザインで選べるのも魅力。 -
リングタイプ
手首や足首に身につけて使うタイプ。つけ外しが簡単で、外出先でも手軽に虫よけできます。カラフルでアクセサリー感覚で使えるものも。 -
吊り下げタイプ
玄関先やベビーカー、リュックなどに吊るして使うタイプ。空間全体に虫よけ成分を広げるので、広範囲の対策に向いています。 -
電池式タイプ
ファンなどで虫よけ成分を拡散する電池式タイプ。一定時間効果が持続し、手を汚さずに使えるのが便利。室内でも使いやすいです。
おわりに
虫よけ成分にはそれぞれ特徴があります。子どもの年齢や使うシーンに応じて、安心して使えるものを選んでいきましょう。
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