夏やアウトドアシーズンになると、どうしても避けられない「虫刺され」。
とくに子どもや赤ちゃんは蚊やダニに刺されやすく、かゆみや赤み、時には腫れや水ぶくれを伴うこともあります。
子どもはつい掻きむしって悪化させてしまいやすいため、早めに薬を使ってしっかりケアしてあげることがとても大切です。
▶ 別記事:虫に刺されたときの対処法も合わせてチェック
👉【虫刺され時の処置ガイド】
そこで今回は、「虫刺され後におすすめの市販薬」について、選び方と注意点をご紹介します。
市販薬を選ぶときのポイント
市販の虫刺され薬にはさまざまなタイプがあります。まずは、症状別に適した薬の選び方をチェックしましょう。
かゆみがつらいときは?
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抗ヒスタミン成分がかゆみを抑えるのに効果的です。
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さらに症状が強い場合は、弱めのステロイド(副腎皮質ホルモン)配合薬を選びましょう。
オススメ商品➡️ムヒアルファEX、ウナコーワエースG、メンソレータムAD
赤み・腫れが気になるときは?
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皮膚が赤く腫れている場合は、炎症を抑えるステロイド成分入りの薬がおすすめです。
オススメ商品➡️フルコートf、ムヒS2a、ベトネベートN軟膏AS
掻きこわしてしまった・とびひが心配なときは?
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掻き壊して傷ができてしまったら、抗生物質入りの薬で化膿を防ぎましょう。
オススメ商品➡️テラ・コートリル軟膏、ドルマイシン軟膏
赤ちゃんや敏感肌の方に
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肌がデリケートな方には、ステロイド不使用・低刺激処方の薬が安心です。
オススメ商品➡️ムヒベビー、ポリベビー、キンカン ベビー用
年齢・肌質に合わせた選び方
使う人の年齢や肌質によっても、適した薬は異なります。
ターゲット | おすすめポイント |
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赤ちゃん | ステロイド不使用、アルコールフリー、やさしい成分 |
子ども | 抗ヒスタミン+低刺激で早めのかゆみ対策を |
大人 | 炎症や腫れに対応できるステロイド入りもOK |
使用時の注意点
薬の効果をしっかり発揮させるために、使い方にも気をつけましょう。
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塗る前に手と患部を清潔に(石けんやウェットティッシュなどで)
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掻きこわしている場合は塗布範囲に注意して優しく塗る
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必要に応じて、絆創膏やガーゼで患部を保護すると掻き壊しを防げます
ひどくなる前に皮膚科の受診も検討を
虫刺されは軽く見られがちですが、腫れや痛みが強い、熱感を伴う、症状が長引くといった場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
虫刺され薬のおすすめ一覧
赤ちゃんにオススメ
◾️ムヒベビー
痒み止めのロングセラーのムヒを販売している池田模範堂から出しているムヒベビー
液体タイプ➡️【第3類医薬品】液体ムヒベビー-40mL(Amazon)
クリームタイプ➡️【第3類医薬品】ムヒ・ベビーb-15g(Amazon)
特徴
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ステロイド・アルコール・メントール不使用
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生後1ヶ月から使用可能
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低刺激で赤ちゃんの肌にやさしい
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虫刺され、あせも、湿疹にマルチ対応
様々な用途に使えるので我が家では重宝しています♪
■ ポリベビー
ゾウの可愛いマスコットキャラクターが有名な佐藤製薬から販売されています。
特徴
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無香料・低刺激のやさしい使い心地
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ステロイド不使用
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赤ちゃん〜大人まで使える
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虫刺され・おむつかぶれ・かぶれなど幅広く対応
■ キンカン ハイハイローション(クリームタイプもあり)
しまじろうの絵が入っており可愛いです。
ローションタイプ➡️【第3類医薬品】キンカンハイハイローション-50mL
クリームタイブ➡️【第3類医薬品】キンカンハイハイクリーム-15g
説明
赤ちゃん用の虫刺され・かゆみ止めローションです。アルコールやメントールを使わず、清涼感よりもやさしさを重視した処方が魅力です。
特徴
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生後1ヶ月ごろから使用OK
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ノンステロイド・ノンアルコール
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肌をしっとり保湿しながらかゆみをケア
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さらっとした使い心地のローションタイプ
子供にも使える非ステロイド&抗ヒスタミン
■ ウナコーワ ジェル
かゆみをすばやく抑える冷感タイプの虫刺され薬です。ジェルが患部にとどまりジェルのひんやり感が心地よく、夏場にぴったり。
特徴
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抗ヒスタミン成分配合(ジフェンヒドラミン)
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ひんやりした使用感のジェルタイプ
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すばやくかゆみを抑える
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子どもから大人まで使える
■プチウナコーワ(プチブルー)
アウトドアやレジャーのお供に便利なプチサイズのかゆみ止めです。手のひらにすっぽり入るサイズで外出用に最適です
容器はブルーとピンクがありますが色分けであり、中身は両方ともに同じ成分が入っています。
貼るかゆみ止め
パッチを刺された所に直接貼ることで、薬剤が持続的に作用し、かゆみを抑えます。 また、患部を覆うことで、かきむしりを防ぎ、症状の悪化を防止します。
■ ムヒパッチA(池田模範堂)
- アンパンマンの絵柄で子どもに大人気。
- 抗ヒスタミン成分とメントールでかゆみを抑えつつ清涼感も。
- 貼ることで掻きむしり防止にも◎。
我が家はアンパンマンのムヒパッチを利用しています。
■ マキロン かゆみどめパッチエース(第一三共ヘルスケア)
- 殺菌・抗炎症・かゆみ止めの3つの成分配合。
- 目立ちにくい肌色透明タイプで、大人も使いやすいデザイン。
↑かわいいピカチュウタイプもあり
■ キンカン かゆみ止めパッチα(カネボウ/キンカン本舗)
- 特徴キンカンの伝統成分をパッチに。
- メントールでひんやり心地よく、虫刺されの炎症を抑える効果も。
- ナチュラル志向の方におすすめ。
- しまじろうのキャラクター
どれもかゆみ対策に優れたアイテムですが、子ども向けならムヒパッチA、目立たず使いたいならマキロン、ひんやり感重視ならキンカンがおすすめです。目的に合わせて選びましょう!
効き目抜群 ステロイド配合
■ ムヒアルファEX
【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX-15g(Amazon)
かゆみ・炎症にしっかり効く、虫刺されや湿疹などの肌トラブルをすばやくケア。
特徴
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抗ヒスタミン+ステロイド+殺菌成分配合
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かゆみ・赤み・腫れに即効性あり
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しっかり効かせたいときにおすすめ
■ フルコートf
【指定第2類医薬品】フルコートf-10g(Amazon)
説明
皮膚科でも処方される成分に近い、強めのステロイド薬です。
特徴
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強力なステロイド(フルオシノロンアセトニド)配合
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抗菌成分も入っていて、とびひ予防にも◎
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虫刺され・湿疹・皮膚炎などに良い
赤ちゃんにも使えるステロイド軟膏

幼児の子どもがかゆがって掻きむしってしまい、傷がひどくなってしまった…
「幼児の子どもがかゆがって掻きむしってしまい、傷がひどくなってしまった…」
そんなとき、悪化を防ぐために病院に連れて行きたいけど、他の病気をもらってしまうのも心配ですよね。
ステロイドが入っていない軟膏は肌にやさしい反面、どうしても治るまでに時間がかかってしまうことも。
そんな時に頼りになるのが、赤ちゃんにも使える低刺激のステロイド外用薬です。
◾️コートF MD軟膏
【指定第2類医薬品】コートfMD軟膏-10g(Amazon)
生後6か月から使用可能な、作用の穏やかなステロイド成分を配合した市販薬。
デリケートな赤ちゃんの肌にもやさしく、かゆみやかぶれをしっかり抑えてくれます。
▼ 特徴
・赤ちゃんでも使える低刺激処方
・かゆみ・赤み・炎症をしっかりケア
・家に一本あると安心な常備薬にもおすすめ
↓我が家にも一本常備しています。
使用年齢・使用量・回数には目安があります。
購入後は、必ずパッケージや説明書の『使用上の注意』をしっかり確認してください。
まとめ
虫刺され後のケアは、早めの対処と薬の正しい選び方がカギ。
市販薬でも、症状や体質に合ったものを選ぶことで、つらいかゆみや炎症を和らげることができます。
赤ちゃんや子どもに安心して使えるアイテムも増えているので、家庭に常備しておくと安心ですよ。
我が家が常備しているかゆみ止めです
※虫よけグッズの種類
虫よけグッズにはさまざまなタイプがあり、使用シーンや年齢に合わせて選ぶことができます。
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スプレータイプ
肌に直接吹きかけるタイプで、ミストタイプやエアゾール(噴射)タイプがあります。全身にしっかり塗れるので、外遊びやアウトドアにぴったりです
- 詳しく紹介▶️ 赤ちゃん・子どもにやさしい虫除けスプレー
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シールタイプ
洋服や帽子に貼るだけで使える手軽なタイプ。可愛いキャラクター柄も多く、子どもに人気です。香りやデザインで選べるのも魅力。 -
リングタイプ
手軽に使えて子どもも嫌がりにくい、虫よけ対策にはリングタイプが大活躍!
天然成分配合やかわいいデザインのものを選べば、毎日のおでかけも快適に♪
- 詳しく紹介➡️子供にオススのメリング紹介
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吊り下げタイプ
玄関先やベビーカー、リュックなどに吊るして使うタイプ。空間全体に虫よけ成分を広げるので、広範囲の対策に向いています。 -
電池式タイプ
ファンなどで虫よけ成分を拡散する電池式タイプ。一定時間効果が持続し、手を汚さずに使えるのが便利。室内でも使いやすいです。 -
詳しく紹介▶️ 【外出時の虫よけグッズ】吊り下げタイプ&電池タイプのおススメ
- ウェットシートタイプ
塗りムラも少なく、汗や汚れも一緒に拭けるので、忙しいママ・パパの味方です。しかも低刺激タイプを選べば、赤ちゃんにも安心して使えます。
- 詳しく紹介▶️ 手軽で安心!虫よけウェットシートの5つのメリットとデメリット