血液型、調べたことありますか?
実は私自身、ちょっとした“血液型エピソード”があります。
昔からずっとB型だと思って生活していました。
でも20歳のとき、なんとなく暇で献血に行ってみたんですね。
献血って、実は自分の血液型も調べてくれるってご存知ですか?
私は献血前の問診で自信満々に

B型です!
と申告してはいたのですが、献血ついでの血液検査の結果…

あなた、A型ですよ
と、言われてしまいました。
えっ!?まさかの血液型違うの!?
珍しい型でもないし、何か困ることがあるわけでもありませんが、長年の思い込みが覆されて正直ショックでした。
この出来事のあと、母に聞いてみたところ、

あなたが赤ちゃんのときに血液型を調べてもらって、B型だって言われたのよ
うーん。40年前に実施した検査結果は間違いなくB型だった模様

じゃあ、なんで私はB型と言われてしまったのだろうか。
少し興味があり調べてみました。
新生児の血液型は正確じゃない?その理由とは
赤ちゃんが生まれた直後に行う血液型検査は、
正確ではない可能性があります。
というのも、
新生児は自分自身の抗体を持っておらず
母親から移行された抗体の影響を受けるため、
検査結果が不正確になることがあるのです。
新生児は母体からの抗体により感染症から守られていますが、
その抗体が血液型判定にも影響してしまうのですね。
血液型が正確にわかるのは何歳から?
一般的に、生後1歳頃から血液型が正確に判定できると言われています。
ただし、医学的な精度をより高めたい場合は4歳以降の検査がおすすめです。
この時期には、子供の免疫機能がしっかりと発達しており、
抗体の影響も少ないため、正確な血液型判定が可能になります。
逆に、1歳未満での検査は誤判定のリスクがあるため注意しましょう。
血液型と抗体の関係を知っておこう
血液型は赤血球の表面にある「抗原」の違いで決まります。
それに対し、抗体は体の中にある「異なる型」を攻撃する物質です。
たとえばA型の人は、B型に反応する抗体(抗B)を持っています。
赤ちゃんは自分の抗体が未発達で、母親からの抗体に影響されることがあります。
そのため新生児期の血液型判定は不確かになることがあるのです。
子供の血液型を知るメリットとデメリット
⭕️メリット
- 輸血が必要になった場合にスムーズな対応ができる
(※ただし現在の医療現場では、その場でも血液型を再確認するのが一般的です) - 海外旅行や学校・幼稚園の健康調査票などで血液型の記載が求められる場面がある
❌デメリット
- 血液型検査は保険適用外で自費(数千円かかることも)
- 採血時の痛みや子供の負担がある
- 血液型を知らなくても生活に困らない
子供の血液型を調べる3つの方法
献血による血液型検査
献血では無料で血液型を調べてもらえます。ただし、以下の年齢制限があります:
▶️400mL献血:男性17歳以上、女性18歳以上
▶️200mL献血:男女ともに16歳以上
よって、幼い子供には不向きな方法です。
市販キットを使った血液型検査
家庭で手軽に使える市販の血液型検査キットもあります。
ただし、正確に測定できないことがある
衛生面でのリスク(感染症など)もあるため注意が必要です
医療機関での血液型検査
もっとも正確で信頼できるのが病院での検査です。
専門の医師・看護師が対応するため、測定ミスが起きにくい
衛生的で安心
保険適用外の自費診療(料金は2000円前後のことも)
私の子供も、小学生の時にアレルギー検査と一緒に血液型を調べてもらいました。
個人経営の小児科で、1週間ほどで結果が出て、費用は2000円ほどでした。
子供の血液型を調べるかどうかは家庭の判断でOK
子供の血液型を知っておくと、いざという時に安心です。
ですが、必ずしも今すぐ調べる必要があるわけではありません。
検査には費用もかかりますし、採血の負担もあります。
ですので、「今知りたいな」と思った時が、そのタイミングでOKです。
私のように20歳で知ることもあれば、幼児期に調べる人も。
子供の成長やご家庭の方針に合わせて、無理のないタイミングで判断してみてくださいね🎵